述語項構造解析
東北大学の乾先生と東工大の飯田さん
と一緒に NAIST
テキストコーパス・日本語コーパス
といったコーパスを作成し、誰が何を誰にどうした、といった意味的な
関係を自動解析する、述語項構造解析という研究を行っています。
これまでの研究成果は
述語項構造解析器
SynChaとしてソースコードとデモを公開しています。
主な研究業績
論文誌 (査読あり)
- 林部祐太, 小町守, 松本裕治.
述語と項の位置関係ごとの候補比較による日本語述語項構造解析.
自然言語処理, Vol.21, No.1, pp.ZZZ, 2014. (採録決定)
- 飯田龍 (東工大), 小町守, 井之上直也, 乾健太郎, 松本裕治.
述語項構造と照応関係のアノテーション:
NAIST テキストコーパス構築の経験から.
自然言語処理, Vol.17, No.2, pp.25-50, April 2010.
(paper)
- 小町守, 飯田龍 (東工大), 乾健太郎, 松本裕治.
名詞句の語彙統語パターンを用いた事態性名詞の項構造解析.
自然言語処理, Vol.17, No.1, pp.141-159, January 2010 (論文;
関連研究の [Taira et al. 2008] の論文に関する言及が間違っていたのを
修正しました.平博順さんコメントどうもありがとうございました).
国際会議 (査読あり)
- Yuta Hayashibe, Mamoru Komachi and Yuji Matsumoto.
Japanese Predicate Argument Structure Analysis Exploiting Argument
Position and Type.
In Proceedings of the 5th International Joint Conference on Natural
Language Processing (IJCNLP), pp.201-209. Chiang Mai, Thailand, November 2011.
(paper)
- Masaki Noguchi (Tokyo Institute of Technology), Kenta Miyoshi (Tokyo
Institute of Technology), Takenobu Tokunaga (Tokyo Institute of Technology),
Ryu Iida, Mamoru Komachi and Kentaro Inui.
Multiple Purpose Annotation using SLAT - Segment and Link-based
Annotation Tool -.
In Proceedings of the 2nd Linguistic Annotation Workshop (LAW), pp.61-64.
Marrakech, Morocco, May 2008.
- Mamoru Komachi, Ryu Iida, Kentaro Inui and Yuji Matsumoto.
Learning Based Argument Structure Analysis of Event-nouns in
Japanese.
In Proceedings of the Conference of the Pacific Association for
Computational Linguistics (PACLING), pp.120-128.
Melbourne, Australia, September 2007.
(paper,
slides)
- Ryu Iida, Mamoru Komachi, Kentaro Inui, Yuji Matsumoto.
Annotating a Japanese Text Corpus with Predicate-Argument and
Coreference Relations.
In Proceedings of the Linguistic Annotation Workshop (LAW), pp.132-139.
Prague, Czech, June 2007.
(paper)
国際会議 (その他)
- Joseph Irwin, Mamoru Komachi and Yuji Matsumoto.
Narrative Schema as World Knowledge for Coreference Resolution.
In Proceedings of the Fifteenth Conference on Computational Natural
Language Learning (CoNLL-2011): Shared Task, pp.86-92. Portland,
USA, June 2011.
(paper)
研究会・全国大会等 (査読なし)
- 小町守, 飯田龍 (東工大).
BCCWJに対する述語項構造と照応関係のアノテーション.
日本語コーパス平成22年度公開ワークショップ, pp.325-330. March 2011.
(3月14日の原稿, 8月2日のポスター,
9月5日のスライド)
共著 (査読なし)
- 柏木潔, 小町守, 松本裕治.
レビュー文書からの省略された属性の推定を含めた意見情報抽出.
言語処理学会第19回年次大会論文集, pp.528-531, March 2013. (原稿)
- 吉本暁文, 小町守, 松本裕治.
複数の分野のコーパスを用いた述語項構造解析の比較
--『現代日本語書き言葉均衡コーパス』を用いて--.
第3回コーパス日本語学ワークショップ.
- 林部祐太, 小町守, 松本裕治, 隅田飛鳥 (KDDI研究所).
日本語テキストに対する述語語義と意味役割のアノテーション.
言語処理学会第18回年次大会論文集, pp.397-400, March 2012. (原稿)
- 林部祐太, 小町守, 松本裕治.
文脈情報と格構造の類似度を用いた日本語文間述語項構造解析.
情報処理学会第201回自然言語処理研究会,
Vol.2011-NL201, No.10, pp.1-8, May 2011.
(情報処理学会第201回自然言語処理研究会学生奨励賞受賞)
- 飯田龍, 小町守, 乾健太郎, 松本裕治.
名詞化された事態表現への意味的注釈付け.
言語処理学会第14回年次大会論文集, pp.277-280. March 2008.
- 野口正樹 (東工大), 三好健太 (東工大), 徳永健伸 (東工大), 飯田龍,
小町守, 乾健太郎.
汎用アノテーションツール SLAT.
言語処理学会第14回年次大会論文集, pp.269-272. March 2008.
- 飯田龍, 小町守, 乾健太郎, 松本裕治.
日本語書き言葉を対象とした述語項構造と共参照関係のアノテーション:
NAISTテキストコーパス開発の経験から.
言語処理学会第13回年次大会論文集, pp.282-285, March 2007.
(言語処理学会第13回年次大会優秀発表賞受賞)
- 飯田龍, 小町守, 乾健太郎, 松本裕治.
NAISTテキストコーパス: 述語項構造と共参照関係のアノテーション.
情報処理学会自然言語処理研究会予稿集・NL-177-10・, pp.71-78, January
2007.
(情報処理学会平成19年度山下記念研究賞受賞)
- 野口正樹 (東工大), 三好健太 (東工大), 徳永健伸 (東工大), 飯田龍,
小町守, 乾健太郎.
セグメンテーションとリンクに基づくアノテーションツールの設計と実装.
言語処理学会第13回年次大会発表論文集, pp.278-281, March 2007.
Mamoru Komachi <komachi--at--tmu.ac.jp>
Tokyo Metropolitan University